「やりたくない」と「やらなくていい」

勉強

どうも、塾生3名の教室長です。

 

勉強嫌いのお子様をお持ちの方はいらっしゃいませんかー?

そんな方にご参考にしていただけるようなお話をしまーす!

 

ほんとうにお子様は勉強してくれないですよねwww

どうして全然勉強してくれないのか??

今日は勉強しない理由について深掘りし、どのように対応すべきなのかお話しします。

 

「やりたくない」と「やらなくていい」は違う

お子様が勉強をしてくれなくて困ってしまう方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 

「言っても勉強してくれない」

「すぐに集中力が切れちゃう」

「スマホばっかり触って、、、」

 

言っても言っても聞いてくれないとイライラしちゃいますよね。

ともすると学校の先生から、

 

「家で勉強するように伝えてください!」

なんてことも言われてしまいそうですw

 

ところで勉強しない子は、

本当に勉強したくないのでしょうか?

それとも勉強がしたくてもできないのでしょうか?

 

わたしは経験上、

「したいと思っているし、すべきだとも思っている。だけど、」

「したくてもできないんだ!」

 

と感じているお子様の方が圧倒的だと思います。

あなたのお子様は勉強が大切なことをしっかり理解しています。

 

多くのお子様は勉強を、

「やらなくていい」と思っているのではなく、

「やりたくない」と感じていて、

「できることならやりたい」と強く感じています。

 

ですので、

「やりたくないからやらないんだ」

という姿勢でお子様に接するのではなく、

「ひとりで勉強することは難しいんだろう。どんな手助けができるだろうか?」

という姿勢でお子様に接することが重要です。

大人が一人で勉強することが難しいように、

子どもだって一人で勉強することはとても難しいことです。

やりたいけどできない時はどうする!?

お子様の気持ちが理解できても解決できなければ意味がありません。

親の気持ちとしては、

「勉強くらい一人でやってよ」

と、ついつい思ってしまうことでしょう。

 

では具体的な対応としてどんな選択肢があるのか?

わたしは大きく二つあると思います。

  1. 親が子どもの勉強を監督する
  2. 塾などの教育サービスを利用し監督してもらう

めちゃくちゃ当たり前のことですねw

ここでお伝えしたいことが、

 

監督することの重要性です。

 

ここでいう監督とは

その子のレベルを把握し、越えるべきハードルを設定、そして設定したハードルを越えることができるまで伴走すること。

を指します。

 

勉強に関して監督するということは簡単ではありません。

 

レベルの把握では小学生やそれ以上に遡る必要も出ることがあります。

ハードルの設定では修正を何度も何度も繰り返さなければいけません。

つまずいたときはどこでつまずいたのか一緒に確認します。

設定したハードルを超えたことを見届けることでやっとクリアしたことになります。

そして新たにハードルの設定をしていきます。

 

ここまでのことを一人でやろうとするのはなかなか難しいことです。

お家で監督するには骨が折れます。

何せ大人は忙しいですからw

 

では効率的にお子様の勉強の手助けをする方法はないのでしょうか?

次はわたしが実際に使うレベルやハードルの設定方法についてお話しします。

「ハードル」と「レベル」の設定

「富士山登るからつきあって」

 

こう言われてやる気が出る人はどれだけいるでしょうか?

もちろん0ではないでしょう。

 

富士山に登ってみた朝日に感動した人は登りたいと思うかもしれません。

ずっと富士山に挑戦してみたいと思った人は登りたいと思うかもしれません。

世界遺産だから登りたいと思う人もきっといることでしょう。

 

ですが、多くの登山をしない人にとって興味がないことなのも事実です。

 

日本で一番高い山の登山なんてしんどいからいやだ。

朝日を見るなら海から見たい。

世界遺産には興味がないよ。

 

おそらく、

登ることに積極的な人より、登ることに消極的な人の方が多いのではないでしょうか。

ではこう言われたらどうでしょう?

 

「買い物行くからつきあって」

 

富士山と比べたら一気にハードルが下がりましたねw

でも、富士山と同様に積極的な人、消極的な人に分かれると思います。

ですが、

間違いなく、より多くの人がつきあってくれるのは買い物でしょう!

 

だってハードルが低いですもんw

わたしも買い物には即答でつきあいますが、富士山には即答できませんw

 

勉強も同じです。

ハードルを低くした方がやってくれる確率は間違いなく上がります。

そもそも勉強に対して、

買い物や富士山に比べて、

消極的な人の割合がもっともっと大きいと思いませんか?

 

いきなり富士山レベルのことをやれと言っていませんか?

富士山を登りたくない人に登れと言っても登ってくれません。

それはレベルに対してハードルが高すぎるからです。

まずは買い物につきあってもらいましょう!

富士山に登るのはもっと先の話です。

 

またハードルは低すぎても良くありません。

簡単なゲームは飽きてしまうことと同じです。

重要なのはレベルやハードルを

本人が納得して決める必要があるということです。

 

本人が納得せずにハードルを決めるとその人は、

「勝手に決めないで」

と感じてしまうことがあるからです。

誰だって自分のことは自分で決めたいですから。

 

勉強も同じです。

 

「ここまではできる?」

「じゃあこれはどうかな?」

「夕飯までにできるかな?」

 

具体案を出しながら提案し、納得してハードルを決める。

本人ができると思う、頑張れるレベルを確認する。

低すぎても高すぎてもダメ。

しっかり話を聞きながら設定してあげてください。

設定をまちがえてもいいし、クリアできなくてもいい。

話をしっかり聞いて、繰り返し修正していく。

それが「ハードル」と「レベル」の設定です。

まとめ

勉強って、することもさせることもむずかしいですよね。

今日のブログでお子様への接し方のご参考になれば幸いです。

 

「やりたくない」でも「やらなくていい」でもなく

「やりたくてもできない」

これは思いあたる方も多いのではないのでしょうか。

 

現にわたしは学生時代にそんなことを思っていました。

ですのでこれを読んでくださった皆様には、

ぜひお子様を信じてあげてください。

そして一緒に

「レベル」確認をしてあげましょう!

「ハードル」を設定してあげましょう!

 

ちなみに最近わたしが設定したハードルは、

「毎日塾に来ることを目標にしよう!勉強はしてもいいし、しなくてもいい。眠かったら寝てもいい」「それでも塾に来ることを目標に今日から過ごそう!」

でした。その生徒は毎日来て、毎日しっかり勉強していきます。

 

わたしはこの生徒に勉強しろとは伝えていません。

ただ毎日来てほしいとだけ伝えています。

大人にできることなんて、

たかが知れています。

 

だからお子様を信じてあげましょう。

机に向かうだけでもいい。

鉛筆を削るだけでもいい。

漢字を一字書くだけでもいい。

ハードルを設定したら越えられたことを認めてあげてください。

そして信じて待ってあげてください。

 

いつか自分から勉強する日が来ることを。

 

今日はここまで

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